人にとって食は必要不可欠。中国改革開放30年の飲食業界の売上額は以前の200数倍に増加。飲食消費は国内消費、需要増加の要となった。「空腹を満たす」から「食の満足度への追求」へと時代は流れ、 30 年の改革開放を経て「飲食大国中国」の誇りは改めて強く自負されるものとなった。
その昔、数億の中国人の洋服ダンスの中は、緑、青、黒などが圧倒的多数を占めた。20世紀70年代末から80年代初頭になると対外開放など観念の変化により、中国人の服装への意識が次第に高まった。今日の中国は世界最大の服装消費国に留まらず、世界最大の服装生産国へと成長を遂げた。フランスのファッション労働組合主席 Didier Grumbach 氏は、中国が経済改革を経て、かつての「低コスト加工提供国家」から「真のファッション大国」へと移行する過渡期に差し掛かったと語った。
解放後30年、住居の変化は著しい。泥で築き上げた住居に始まりセメント製住居へ、平屋からマンションへ、公団住宅から分譲住宅へと。わずか 20 平米の小さな暮らしから今では百平米のゆとり空間で豊かな暮らしを実現するに至った。改革開放は国民に多大な成果をもたらした。
「中国家電改革解放30年はすでに50年分の成長を遂げた」と言われるに相応しく、わずか 30 年の時間の中で中国家電製品皆無、不足の時代から高速普及に至った。10年間で中国の洗濯機生産、販売量は10倍に増大、エアコンは15倍に、電子レンジの普及率は当初の30倍を超えた。
30 年前、市内のサラリーマンは単色の自転車に乗り大通りを抜けた。数少ない公共バス通勤でも風雨に遭遇する度に人を煩わせた。 80 年代が到来と共に、町を往来するオートバイが寵愛され、人々の目を釘付けにした。現在、自家用車の数量は日増しに増加、ひとたび片手を挙げるとタクシーはたちまち停車。 30 年前羨まれた自転車も今では交通機関からフィットネスツールへと文化を変えた。