■両会の影響は中国だけに止まらない
年に一度の両会は、全国人民の知恵と声を集め、経済・社会発展上の難題を解き、治国・政治制度を改善し、将来の発展路線を定めるもので、広範な議題が話し合われる。今年は世界金融危機対策にとって新たな正念場の年だ。中国はどのような一手を打ち、どのような政策を講じるのか?中国の未来に関係し、世界経済の情勢や国際政治の構造に影響を与えるこうした問題に、中国中が関心を寄せ、世界中が注目している。
スウェーデンのある新聞が報じたように、現在の世界において、その内政情報が国際社会の関心の焦点となる国は決して多くない。だが中国はその1つだ。世界金融危機から最初に脱した国として、世界を代表する経済体の1つとして、中国が包囲を突破することの、世界経済の回復に対する意義は誰も軽視できない。中国は世界金融危機対策においてなぜ一人勝ちできたのか?中国は引き続き世界経済において積極的な役割を発揮していくことができるのか?外国の記者は北京に結集し、両会に注目している。
■両会を通して中国を見ると、何が見えてくるのか?
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