黒竜江省は中国東北地方の国境付近の省で、最東端の撫遠、最西端の喀什、最南端の南三亜、最北端の北漠河の中国4つの極点のうち、東、北の2つの極点はいずれも黒龍江省に位置し、そして黒龍江省は中国の中で最高緯度の省でもある。古代には黒水と称され、遼代の初期に黒龍江と呼ばれるようになり、清代には黒龍江を行政区画の境界線としていた。
黒龍江省の地勢はおおよそ北西部、北部、南東部が地形が高く、北東部と南西部は地形が低く、山地、坂、平原と湖?河で主に構成される。北西部で北東~南西に伸びるのは大興安嶺山地、北部で北西~南東に向かって伸びるのは張広才嶺、老爷嶺、完達山山脈で、それらは黒竜江省の総面積の 24.7% を占める。海抜の高さが300メートル以上の丘陵地帯が全省の 35.8%を占め、北東部の三河平原と西部の松嫩平原は中国で最も大きい東北平原の一部分である。この平原は全省の総面積の 37%、海抜の高さは 50200メートルに及ぶ。気候は中温帯から寒温帯の大陸性季節風気候に属し、中国で気温が最も低い省である。翻訳:李 晶 寺本 翔貴「東北サイト」
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