明代の沈没船「南澳1号」の水中考古学調査が4月23日から行われている。現在までに磁器2000点余りが水中から引き上げられた。中国新聞社が19日付で伝えた。
土砂や海洋生物に覆われていた昨年の引き上げ物と異なり、これらの磁器は表面がかなりきれいだ。調査チームを率いる崔勇氏によると、昨年の磁器は多くが船体表面から引き上げられたもので、破損や海洋生物による侵蝕が船倉内の磁器よりもやや進んでいた。このため今年の引き上げ物は昨年よりも自ずと保存状況が良好だ。
「南澳1号」は「2010年度中国6大考古学新発見」に選ばれた。考古学者らは引き上げられた磁器の特徴から明代後期の嘉靖-万暦年間に中国南東沿海部で生産されたものと見ている。(編集NA)
「人民網日本語版」
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