中国科学院古脊椎動物古人類研究所の王世騏副研究員とトウ濤研究員はこのほど、甘粛省和政地区で古代ゾウの一種・広河コエロロフォドン(Choerolophodon guangheensis)の新種の頭骨化石を発見した。中国でこれまで見つかった中で最も古いゾウ類の頭骨化石となる。中国新聞網が26日に伝えた。
見つかった頭骨の全長は76.5センチ、象牙の長さは1メートル以上に上る。これまで、コエロロフォドン属の化石が中国で発見されることはほとんど無かった。今回の発見は、この種の動物がかつて中国に生息したことを示す決定的な証拠となる。
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