黄河上流で発見された恐竜の化石を日本で展示するための準備作業が始まり、展示される化石が今週中に甘粛を出発する。
李大慶甘粛地質博物館副館長兼首席エンジニアは次のように説明した。展示品の梱包作業はすでに終わっており、今週中に北京へ運ばれ、それから日本へ向けて出発する。今回日本で展示される標本には、炳霊大夏巨竜、康熙橋湾竜、巨歯蘭州竜など9種類の恐竜の骨格が含まれている。このほか甘粛玉門鳥の標本4点、鳥類の足跡の標本1点、早期哺乳類の標本1点も展示される。
甘粛は中国でも恐竜の化石が多く出土する地域の一つで、黄河流域の蘭州、臨夏および河西回廊地区で、多くの化石が出土している。2007年に日本で開催されたアジア恐竜展では、甘粛省地鉱局第3地質鉱産勘査院古生物研究開発センターが5点の恐竜の骨格標本を提供し、世界の恐竜学界と愛好家から大きな関心を集めた。
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