京滬高速鉄道(北京-上海)は4日、6月30日の開通から5日目を迎えた。民航資源網のデータによると、国内の「黄金ルート」と呼ばれる北京?上海航空便は依然として85%以上の搭乗率を維持した。京滬高速鉄道が開通する前の6月の平均搭乗率(89%)と比べるとわずか4ポイント減に留まり、内部予測の2割減を大きく下回った。新京報が伝えた。
▽北京-南京航空便の搭乗率は68%に低下
データによると、北京-南京便・北京-済南便の平均搭乗率は京滬高速鉄道開通後に大きく減少し、それぞれ開通前の平均搭乗率(80%)から、68%、60%にまで減少した。国内のある航空会社の幹部はこれについて、「これらの航空便に比べ、ビジネス客が7割以上を占める北京-上海便は搭乗率が確保されている。ビジネス客は価格の変化にそれほど敏感ではない」と指摘する。
航空会社の関係者は「高速鉄道が航空業からハイエンドビジネス客を奪うにはまだしばらく時間がかかるだろう」とする。高速鉄道にはまだ、乗車券のペーパーレス化、車内食の提供、最終列車の時間調整、待合室のVIP室設置など様々な課題がある。しかし、このことで、高速道路と航空業の対決に航空業が勝利したとは言い切れない。この対決は長期的なプロセスだ。民生証券のデータによると、京滬高速鉄道は開通からの3日間、二等席の乗車率は85%だったが、一等席はわずか30%から40%だった。
▽高速鉄道に対抗、航空券も大幅割引
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