河北省南部の多くの竜山文化の遺跡から、4000年前の土器を含む遺物が大量に出土した。邯鄲市文物局が先ごろ明らかにした。
邯鄲市文物局の王興・局長は次のように述べた。秦代以前の文献には、漢族の祖先の多くは、西は隴山から東は泰山までの黄河中下流域で生活していたと記されている。この地区には二つの新石器時代文化、仰韶文化と竜山文化が分布している。
邯鄲市文物保護研究所の喬登雲所長は次のように述べた。河北省南部の竜山文化遺跡は主に、磁県、武安市、邯鄲県、永年県などに集中しており、これまでに60カ所あまりが見つかっている。今回出土した遺物は、泥質土器と夾砂灰陶が中心で、種類が多く、紋様の美しいものが多い。用途は生産から生活まで多岐に及び、4000年前の黄河中下流域の社会を研究する重要な手がかりを提供するものだ。
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