毎年4月から5月は結婚シーズンだが、年々上昇する結婚費用は、幸せな新婚カップルにとって頭の痛い問題だ。上海の新婚さんがこのほど、中国版ツイッター「微博(ミニブログ)」で結婚費用の収支明細を発表した。新郎側の支出は、タバコ・酒代、ホテルでの宴会費、結婚指輪代、ウェディング・カーレンタル料、新婚夫婦の寝室装飾代、ハネムーンの雑費など合計約26万7千元(約347万円)。新婦側の支出は家電製品、アパレル、マイカーの購入費など約16万3千元(約212万円)、双方の総支出額は43万400元(約560万円)。この明細には、新婚カップルの「絶対目標」であるマイホーム代金は含まれていない。新華社が伝えた。
ミニブログで公表されたこの結婚費用明細は、極めて大きな反響を呼び、ネット上で話題の的となった。ミニブログでは、この明細公表をきっかけに、「上海新婚カップル、結婚費用の全貌を晒す」をめぐり論議に花が咲いた。1950年代はベッド、60年代は婚礼用飴、70年代は毛沢東語録、80年代は四種の神器(腕時計・自転車・ ミシン・ラジオ)、90年代は派手婚、そして21世紀に入ると個性を凝らした披露宴と、中国の婚礼は、年代ごとにテーマが変わってきた。いつの間にか、この「愛のバトン」も1980年代生まれに手渡され、新婚カップルの主流を占めるようになった。多くの人が参加したミニブログの「結婚費用」アンケート投票によると、30万元から50万元(約390万円から650万円)が過半数を占めた。
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