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これは莫言の最新長編小説である。
莫言のこれまでの小説が空想的な歴史の色彩を重視していたのに比べ、『蛙』は事実に基づく歴史に近づき、村の医者「姑姑」の一生を描いている。「姑姑」の父親は八路軍の軍医で、膠東一帯では評判の医者だった。「姑姑」は父親の跡を受け継ぎ、村で新しい助産の方法を推進した。すぐにこの「産婆」は妊婦たちの心を掴み、新しい助産方法で次々と赤ちゃんを取り上げた。「姑姑」が取り上げた赤ちゃんは高密東北地方に広がっていったが、「姑姑」の助産で死んだ赤ちゃんも高密東北郷に広がっていった。「姑姑」は医者をしながら、自分の見習いたちを連れて計画出産政策を推し進める。既に子どもがいる男性をパイプカットさせることと、子供を産み終わった女性が妊娠した場合に流産させること、この2つが「姑姑」の仕事になっていく。
この小説は婦人科に50年間以上勤める農村女性医師「姑姑」の人生を通して、新中国の60年近くに及ぶ波乱に富んだ農村生育史を伝えている。また、人口の急激な増加をコントロールするために計画出産政策を推し進める、国家の困難かつ複雑な歴史的過程を描いている。
翻訳:寧 顕剛 菅井 温子「東北サイト日本語」
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