中国「土司(元・明・清代、西南地区の少数民族の首長で世襲の官職を与えられた者。あるいは官職を授けその地の人民を支配させた制度)遺産」は今月、ユネスコ世界遺産センターへ申請書類を提出した。国家文物(文化財)局は、湖南省永順県の土司城遺跡、湖北省咸豊県の唐崖土司城遺跡、貴州省遵義市の播州海竜屯遺跡を併せ、「土司」遺産の代表として中国が来年、世界文化遺産に登録申請する項目とすることを確定した。
中国「土司」遺産は南方の多くの民族が集まり、暮らしていた湖南・湖北・貴州3省の交わる武陵山地区に分布している。現存する主な遺跡には土司城遺跡、土司軍事城跡、土司住宅、土司役所建築群、土司荘園、土司家族古墳群などがある。「土司」遺産の系列的保存は、歴史の時空、社会背景、文化的内包、遺産の属性、物質保存などにおける典型的特徴と相互に関連しており、中国「土司」制度の歴史、および「土司」社会の生活様式、文化的特徴を反映している。
「人民網日本語版」
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