中国国家統計局が20日に発表した統計データによると、中国の原油輸入量は2010年、2億3900万トンを輸入、輸出量は300万トン、純輸入量は2万3600万トンだった。純輸入量と生産量を足した同年の「見かけ消費量」4億3900万トンから推計すると、2010年の対外原油依存度は53.7%に達し、過去最高を更新した。「国際金融報」が20日、伝えた。
同局がこれと同時に発表した2010年原油生産量に関するデータによると、中国の2010年原油生産量は前年同期比6.9%増の2億300万トン。うち12月の原油生産量は、同比9%増の1752万トン。
原油依存度の持続的上昇は、全くの予想外というわけではない。2008年末に発表された「全国鉱物資源計画(2008-2015)」では、中国の原油対外依存度は2020年に60%に達すると予測された。また、2010年に発表された「エネルギー青書」は、「中国の原油対外依存度は10年後に64.5%に達する」と予測した。国際エネルギー機関(IEA)も、「中国の原油需要の増加スピードが今後も同じペースを維持した場合、輸入依存度は80%に達する可能性がある」との見方を示していた。
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