黒竜江省と内豪古自治区の間を跨る大興安領山地は、広々として森林に覆われる。小興安領は大興安領隣接して、紅松を多く産出するので、“紅松の故郷”と称えられろ。東南部に又張広才嶺、老爺嶺と完達山等の山地がある。黒竜江省内の森林面積が総面積の42.9%に占めている。西部に位置している松嫩平野と東部の三江平野は、重要な農業牧畜業の地区で、農業観光、湿地観光の地帯になった。
黒竜江省確認済みの鉱物は131種に達し、埋蔵量確認済みの鉱物は74種ある。石油、グラファイト、ケイ線石、鋳石玄武岩、アスベスト用玄武岩、セメント用大理岩、顔料黄土、火山灰、ガラス用大理岩とカリ長石など10種の鉱物埋蔵量は全国で一位を占めており、石炭埋蔵量は東北の3つの省で1位を占めている。黒竜江省で現在すでに開発利用されている鉱物は39種に達し、さまざまな鉱物の年間生産額は全国で2位を占めている。
黒竜江省は国の重要なエネルギー工業基地である。1999年の省全体の原炭生産量は6230万トンで、石炭を出荷、輸出する主な省の1つである。電力、ガスも重要な地位を占めている。新中国成立以前、黒竜江省には鏡泊湖水力発電所しかなかった。 |