
目下世界最大かつ最速のスリーマスト式帆船のひとつ、ロシアの大帆船「パラダ」号が28日、無事に中国大連港に到着し、本日、中国メディア代表を招いての乗船、観覧により交流が図られた。
駐瀋陽ロシア総領事館関係者によると、ロシア帆船「パラダ」号が大連に到着し、中露両国の交流と「一帯一路」戦略の積極的推進を主要目的とし、中国メディアとの交流会が催された。

駐瀋陽ロシア総領事館のビデフォー氏、ロシア連邦漁業機関代表アンドレイ氏、パラダ帆船船長ニコラスゾルチェンコ氏及び各部門の船員代表は中国メディア記者を引率し、二度に渡り世界一周航行の成功を遂げた「パラダ」号を観覧した。
ビデフォー氏は東北サイト記者に強調して述べた。近年、中露両国各部門や様々なレベルにおける交流は絶えず強化されつつある。2015年5月、中露両国の国家元首は、2016—2017年を中露メディア交流の年として正式発表した。これは双方が人文分野において両国民を引き寄せる一大事業でもある。ロシア東部遠方では5つの地域が黒龍江省と境を接することから、メディアによる人々の暮らしの紹介などが、両国民間の相互理解の礎となることを望んでいる。黒竜江メディアは既にロシアメディアと提携を果たし、ロシア語大会、文芸公演などを通し、人文分野での提携も開拓している。ハルビンと大連はその分野内で「輝く宝石」のような存在と言え、中露メディア間での更なる友好関係や相互理解、近距離間での活発なメディア交流の展開に期待したい。

パラダ帆船船長ニコラスゾルチェンコ氏は記者を常に「同郷」と呼び、昨年11月、初めてハルビンの赴いた際について触れ、ハルビンに関する数々の描写や説明を見聞きしてきたものの、自らが足を踏み入れたその比類なき感動は忘れ難いと熱く述べた。現在では、黒龍江省東北農業大学と友好提携が果たされ、将来には、ハルビンでの大規模大会への参加も切望しているという。

パラダ帆船は目下世界最大かつ最速のスリーマスト式帆船のひとつ。1989年7月4日、進水式が行われ、かつて60カ国、170の港を訪れた。2月12日、ロシアのウラジオストクを出発し、正式に訓練航行が開始され、大連は当帆船が2016年に最初に訪れた始発地となった。パラダ帆船の大連停留は2月29日までとなり、その期間中、船員と学生たちは中国メディア代表、大連の部門提携大学及び企業代表陣と交流を深めた。当帆船は次に韓国、その後はまた中国の上海、チンタオなどの都市を訪問予定である。
「東北サイト日本語」
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