王毅外交部長(外相)は25日、ラオス・ビエンチャンで行なわれたASEANプラス1(中国)外相会議に出席した。
王部長は“中国は引き続きASEANを周辺外交の優先的方向性とし、ASEAN共同体の建設を支持し、地域協力におけるASEANの中心的地位を支持する。ASEANと対話関係25周年記念を契機に、双方関係を一層豊かにし、深化し、より緊密な中国―ASEAN運命共同体へと邁進することを望む”と表明した。
また今後の中国―ASEAN関係の重点的取り組みとして以下の6つを挙げた。(1)中国―ASEAN対話関係構築25周年記念首脳会議を成功させ、中国とASEANが相互信頼と協力の深化に尽力し、地域の安定を維持するとの積極的なメッセージを対外的に伝える。(2)実務協力を引き続き推進し、自由貿易圏の高度化などの成果を早期に具体化し、産業の構造転換と高度化を促進し、コネクティビティや海上分野の協力を強化し、双方協力の新たな目玉を築く。(3)社会的・人的・文化的協力の新たな柱を築き、教育と観光を優先的方向に、双方の戦略的パートナーシップの新たな柱を築く。(4)政治・安全保障協力を深化する。中国は“中国―ASEAN諸国善隣友好協力条約”の早期締結の意向を改めて表明する。ASEAN非核地帯の構築に向けたASEANの努力を支持する。(5)準地域協力の新たなプラットフォームを育成。瀾滄江―メコン川協力制度の助けを借りて、ASEAN統合プロセスに新たな貢献を果たすことを望む。(6)地域の平和と安定を共同で維持する。大局に着眼し、協力に焦点を合わせ、溝を適切に処理し、より緊密な中国―ASEAN運命共同体の構築を加速する。
「人民網日本語版」
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