中国は世界最大の炊飯器生産国だ。巨大な生産能力が価格を急速に引き下げており、今では100元から200元の製品も珍しくない。だがここ数年、国内の消費者は国産品に目を向けず、海外ブランドの超豪華炊飯器に3千元も4千元も払い、中には7千-8千元払う人もいるという。今や海外旅行する中国人の多くが、大小さまざまなパッケージの化粧品を抱えて帰ってくるだけでなく、炊飯器を別便で家に送るのだという。超豪華炊飯器はほとんどが日本製品で、日本を旅行した観光客にこうした現象が数多くみられる。それだけでなく、インターネットの海外代理購入の世界では、日本製炊飯器を取り扱う店舗が増えているという。世界最大の炊飯器生産国に暮らす中国人消費者が、価格が何十倍も高い外国製品にこれほど熱くなるのはなぜだろうか。「北京青年報」が伝えた。
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