湖北襄樊学院は今年3月、私立学校方式の管理、首席教師の招聘(しょうへい)、4~6年の弾力性を持たせたカリキュラムを導入する孔明学院を設立し、筆記試験と面接を行って最終的に80人の入学生を選出した。
昨年12月、襄樊学院は孔明学院を設立する計画を発表し、2010年度入学の学部生を対象に入学試験を行うことを明らかにした。1000人を超える学生が応募したが、最終的に80人が合格し、文系の諸葛亮1班、理系の諸葛亮2班に入学した。
孔明学院は“専門性を弱め、知識に通じることを基本とする”(淡化専業、通識為本)方針に基づいて運営される。学生は1年と2年に知識を深める教育を受け、3年と4年は長所を伸ばす教育を受ける。学習方式は自主的な学習、研究的な学習、学科の総合的な学習が中心となる。授業方法はこれまでとは異なり、主に啓発式、討論式で行い、教師はきっかけを与えることを中心として、学生自身が考え、実践する機会を多く提供する。
襄樊学院の関係者は次のように説明した。政府の教育計画要綱に基づいて人材育成方法を刷新することが、孔明学院を設立した目的だ。孔明学院に入学した学生は専門的な学部概念を弱め、学校が選任した博士課程指導教員や質の高い教員からなる専門家委員会が特別に定めたカリキュラムに基づいて学習する。学生が授業中に自由に質問でき、意見を発表できるようにする。
さらに次のように述べた。襄樊学院には修士課程がないが、4年間の在学期間が終了したあと、孔明学院の学生はさらに2年間、在学期間を延長できるようにする。規定の単位を取得すれば、学校は学生の習熟度に合わせて学歴証書を授与し、孔明学院“諸葛亮班”と記した学歴証書を発行する。学位取得条件を満たした場合は、学んだ内容に合わせて学士の学位を授与する。
学院は第1期80人の学生の状況に基づいて、来年の2012年度新入生の入学試験を行い、諸葛亮3班と諸葛亮4班を開設する計画だという。
(新華網日本語=中国通信社)
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