数百万元(1元=約13円)のスーパー・スポーツカー、ランボルギーニが正式に淘宝商城(淘宝ショッピングモール)に進出し、専門店lamborghinizm.tmall.comをオープンした。これと同時に、ランボルギーニの数百万元のモデルが、支付宝のスピード決済を通してネット上で全額払いが可能となる。
自動車のネットショッピングはまだスタートの段階にあるが、間違いなく今後の傾向で、現在のところ、淘宝商城は自動車のネット販売で最も人気のあるプラットホームとなっている。また一方で、スーパー・スポーツカー、ランボルギーニの淘宝商城への進出は、高級車全体、果てはぜいたく品業界を揺るがし、ぜいたく品のネットへの接触を加速させ、真のぜいたく品のネットショッピング時代を開くだろう。
ランボルギーニは今回、中国国内の販売代理店である上海晶品轟汽車銷售公司(自動車販売会社)の協力で淘宝商城に進出したという。昨年、ランボルギーニの中国国内の総販売台数は260台余りで、そのうち上海晶品轟を通して販売したのは100台余りだった。上海晶品轟側は、ランボルギーニが淘宝商城に進出したのは、業界におけるその絶対的なトップの地位を高く評価したからだとしている。両社は次のようにみている。ネットショッピングは既に安い商品を買う時代を抜け出しており、ネットで買い物をする人々のぜいたく品に対する需要もかなり旺盛だ。同時に淘宝商城はもともと国内の消費者群の主流が集まっていおり、双方が手を結べば自動車およびぜいたく品業界の未来により多くのイメージ空間を生み出すことができると信ずる。
計画では、ランボルギーニの淘宝商城店は3―5モデルの標準車を常設し、価格は300万―500万元だ。中国新聞電子版ITチャンネルの記者によれば、ランボルギーニというスーパー・スポーツカーにとって、受取日が購入者の最も頭の痛いことで、ネット以外で予約すれば、標準モデルであっても通常半年待たなければならない。だが淘宝商城のランボルギーニ店で予約したユーザーはすぐに現物を受け取ることができる。カスタマイズ注文の要求のある購入者も、受け取りの優先権を得られるという。