山東省梁山県はこのほど、『水滸伝』に見られる反汚職的な内容を深く掘り起こして整理し、総括した上で、中国初の「水滸伝の特色ある廉潔政治教育基地」を建設した。
梁山県は中国四大古典名著の1つ『水滸伝』の中心舞台で、豊かな水滸伝文化を持つ。水滸伝の研究者は「水滸伝は単なる人口に膾炙した文学大作ではなく、豊かな内容と深い意味を持つ廉潔政治の教材だ。水滸伝は北宋末に出現した『私情にとらわれ法をまげる』『上を欺き下を騙す』『法を犯して賄賂を受け取る』『官職を売り爵位をひさぐ』『地方官吏の腐敗』といった社会情勢について深く分析している」と指摘。現地の研究者は水滸伝から「暴徒を除き良民を安んずる」「権勢や武力に屈しない」「不公正を叩く」「正義を広める」「正義を打ち立てる」「勇敢に戦う」「身をもって範を垂れる」など18の反腐敗テーマ「十八招」を抜き出した。
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