香港金融管理局と香港の通貨発行銀行3行(渣打銀行(香港)有限公司、香港上海匯豊銀行有限公司、中国銀行(香港)有限公司)は22日、香港ドル紙幣の2010年シリーズの100香港ドル、50香港ドル、20香港ドルの新紙幣デザインプランを発表した。中国新聞網が伝えた。
同局の陳徳霖総裁によると、新紙幣は今年11月に発行される見込み。同シリーズの1千香港ドル紙幣は昨年12月に、500香港ドル紙幣は今年2月にすでに発行されている。
陳総裁によると、過去10年間に香港の紙幣発行量は急速に増加し、01年の1080億香港ドル(香港の国内総生産(GDP)の8%に相当)から、10年は2270億香港ドル(同13%)に増加した。現在、香港市場に流通している香港ドルは偽札率が非常に低く、わずか100万分の1にとどまるという。
陳総裁は、新紙幣は水準が高く先進的な偽札防止機能を備えており、視覚障害者が額面を識別しやすい工夫が加えられていると強調する。現在流通している旧紙幣は引き続き法定通貨として扱われ、新紙幣が発行されてもそのまま流通し、破損などで流通に適さなくなったものは徐々に回収していくという。
「人民網日本語版」
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