中海油が渤中28―2南油田群で全面的に生産を開始した。この前の「京華時報」が伝えた。
1日の産出量、3・9万バレルにまで回復
25日、中国海洋石油(CNOOC、中海油)は、シングルポイントムアリング(一点係留方式、SPM)システムの故障により今年4月に操業停止になった渤中28―2南油田群が既に生産の再開に成功し、1日の産出量は操業停止前のレベルにまで回復したと発表した。SPMシステムの故障とは海上油田の貯蔵施設を係留できる海上の設備に故障がみられたことを指す。
渤海は、中国の海上石油・天然ガス資源が最も豊富な地区として、最近デリケートな地域になっている。今年ここで既に2回の原油流出事故が起きた。初めは中海油の国内最大の共同開発海上石油・天然ガス田である蓬莱19―3に原油漏れ事故が発生し、続いて中海油最大の自主開発油田で、渤海湾に位置する綏中36―1油田の中心プラットホームの中央制御システムにまた故障が発生し、少量の原油が漏れ、油田が操業停止となった。
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