画像の脇には、「兵馬俑博物館一号坑、出身国不明の外国人一行が坑内に入り、一級文化財の兵馬俑を好き勝手に触っている。中国人観光客は柵の外で、彼らを苦々しい気持ちで遠巻きに見ているだけだ」という文章が添えられていた。
坑内に入った外国人は、手袋などの保護具を一切身に着けていなかった。ただ、画像では、彼らが兵馬俑を素手で触っていることは確認できなかった。
このミニブログが発表されると、あるネットユーザは、どうして彼らが坑内に入り、兵馬俑と「親しく接触する」ことができるのか、と疑問の声を上げた。秦皇帝陵博物院保管部の趙昆主任はこの質問に対し、「ミニブログで発表された画像に写っている外国人観光客は、米スミソニアン学術協会(Smithsonian Institution)に所属する専門家チームのメンバーだ。同協会は米国の有名な博物館組織で、傘下に14の博物館を擁し、展示分野で兵馬俑博物館と多くの交流がある」と答えた。
趙主任はまた、「画像に写っていた外国人は、スミソニアン学術協会から派遣された交流スタッフで、立入禁止ゾーンでの彼らの行為は、秦皇帝陵博物院職員の監督管理の下で行われている。彼らはかなり高度な専門教養を身につけており、文化財に素手で触れるという行為を行うはずはない。ブログの画像に添えられた文章の内容には、一部誤解がある」と続けた。
「人民網日本語版」
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