「宅男宅女(引きこもり)」に続き、「宅童(引きこもりっ子)」までもが増えている。夏と言えばもともと子供達が外で元気に遊ぶ季節だが、今の子供達は、学校が夏休みに入ると、毎日イヤホンをつけ、マウスを手から離さず、パソコンにかじりつき、家から一歩も出ない「飼い猫」のごとく、名実ともに「引きこもりっ子」となる。家から離れようとしない我が子を見て、親は感心しないどころか、頭を悩ませる。子供が外遊びに夢中になりすぎる心配はないものの、朝から晩まで「家にいる」ことが、肉体面・心理面で多くの潜在的リスクをもたらす恐れがあるからだ。青海新聞網が報じた。
夏休みが明けると小学4年になる文文ちゃんの母親は「一週間、家から一歩も出ていません!学校に行く時は早くから家を出るくせに!」とこぼす。文文ちゃんが一日中しているのは、ネット接続やテレビ観賞ではなく、IPADで遊ぶことという。遊び疲れると、やっとIPADから手を放す。コンピュータやテレビの前に終日座っている「宅童」は少なくないようだ。5年生になる佩佩ちゃんは「コンピュータさえあれば、一週間外に出なくても平気」と言う。一方、親は「我々が小さい時には、外で遊びほうけていた子供たちを、大人が棒で追いかけて家に帰したものでした。今は、反対に、どうやって子供を外に遊びに出すかを考えなければなりません」と嘆く。
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