28日、ウェリントンの動物園の「氷室」で一休みする、ニュージーランドに「漂流」してきた皇帝ペンギン
愛称「ハッピー・フィート」と呼ばれるこのペンギンは、南極から3000キロメートル余りを「漂流」し、6月にニュージーランド東北のビーチにたどり着いた。誤って砂を食べてしまい、ウェリントンの動物園で治療を受けるため保護された。この40年余りで、南極からニュージーランドにやって来た初めてのペンギンとなる。回復した「ハッピー・フィート」は、29日にニュージーランド国立水圏大気研究所の観測船「タンガロア号」に乗り、ウェリントンを出発して南極海に帰る。