中国石油天然気集団公司(ペトロチャイナ)は8月31日、大連石化公司の蒋凡総経理を免職したことを発表した。蒋氏の後任には、大慶煉化公司の冷勝軍総経理が任命された。同社はまた、事故調査チームを立ち上げ大連石化に派遣し、国家安全監督総局の指導のもと、爆発火災事故の原因を徹底的に調査し、責任を厳しく追及する方針だ。
8月29日、中石油大連石化のディーゼル・オイル貯蔵タンクで火災が発生した。同社では、それより前の7月16日にも、常圧減圧蒸留装置熱交換器に漏れが生じ、火災事故が起きたばかりだった。昨年7月16日、中石油大連新港埠頭で、石油パイプラインと103号タンクで爆発・火災事故が発生、原油の一部が海に漏出し、深刻な海洋汚染を引き起こした。続いて同年10月24日、この103号タンクでまたもや火災事故が起こった。中石油はわずか14カ月の間に4度も深刻な火災事故を大連で起こし、大連市民の深い憂慮と強い不満を引き起こした。
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