文・写真=井上俊彦
「今、中国映画が絶好調です。2008年には43億人民元だった年間興行収入は、10年には101億と急上昇、公開本数も増え内容も多彩になっています。そんな中国映画の最新作を実際に映画館に行って鑑賞し、作品だけでなく周辺事情なども含めてご紹介します」
注目俳優が爆笑演技で「父性愛」を表現
今回は、中関村にある海淀劇院をまず紹介します。ここは市北西エリアでも有数の劇場で、980人収容の大ホールのほか、120名ほどの小映画ホールが2つ併設されています。駅に直結のロケーションの良さも魅力ですが、9月中は入場料20~40元で映画を上映していてお得です。それならということで、公開からかなり時間が過ぎましたが、『巴黎宝貝』というコメディーを見に行きました。
風格ある劇場の建物は遠くからでもすぐに分かる
|