日本の東京大学がこのほど、100年前の嵩山の景観を研究するうえで貴重な一次資料となる100年前の写真77枚を河南省登封市に寄贈した。市文物局が明らかにした。
登封市文物局は嵩陽書院の2カ所の展示室で、写真展「100年の移り変わり――関野貞・嵩山の100年」を開催しており、そのうちの40枚あまりの貴重な写真は長期一般公開されている。
有名な学者であり、東京帝国大学教授を務めた故関野貞氏は、1906年と1918年に嵩山地区を訪れ、同地区の文化遺産の保護状況を調査研究するために、これらの写真を撮影した。写真には、少林寺、初祖庵、漢三闕、会善寺、嵩岳寺、嵩陽書院、永泰寺、劉碑寺、石淙河摩崖題字、祟福宮、中岳廟などの文化遺産が含まれており、関野氏が登封滞在中に記した日記、絵画なども寄贈された。