台湾地区の食品飲料品大手・康師傅は4日、世界2位の食品飲料品メーカーであるペプシコーラとの間で合意に達し、中国で「戦略的連盟」を発足させるとともに、康師傅がペプシの中国におけるライセンス契約ボトリング会社になることが決まった。これにより康師傅は全額出資子会社の康師傅飲品の直接的権益の9.5%を、ペプシコーラ中国法人のノンアルコール飲料ボトリング業務の全収益に置き換えることになった。「国際金融報」が伝えた。
康師傅はこれまで盛んに言われてきたようにペプシ中国を合併買収(M&A)することはなく、大陸部市場で康師傅生産のペプシコーラを販売するにとどまる。またペプシコーラもその「秘伝のレシピ」を、たとえば濃縮飲料の配合などを保留するとともに、ポテトチップやシリアル、ビスケットといった中国市場で人気のある業務に特化するという。
先のニュースを受けて両社のメディア担当者に取材を申し込んだが、どちらからもまだ回答がない。
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