花岡基金管理委員会は11月17日に北京で記者会見を開き、天津の「在日受難者烈士陵園」で花岡強制連行・強制労働事件に関する受難者986人を追悼する記念碑を建てる予定を明らかにしました。
追悼の記念碑は高さ2メートル、長さ20メートルのレリーフで日本軍に強制連行される場面から、強制労働、暴動、中国への遺骨送還、鹿島建設に対する告訴、そして和解、追悼のイベントまで、これまでの全ての過程が刻まれるということです。また周辺に記念園建設の予定もあり、記念園では記念碑のほか、当時の事件現場の近くを流れていた花岡川を模した川や、虐待の場所となった中山寮、拷問を受けた共楽館、暴動を起こした獅子山など歴史的事件の舞台となった場所を再現することが検討されています。記念園の建設では、公正に公開入札を行う予定で、最終的には花岡基金管理委員会と花岡受難者聯合会で法案を決め、建設をすすめる計画です。
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