このほど開催された「循環型経済産業フォーラム」において、中国工業情報化部省エネ総合利用司の周長益司長は、「中国から輸出される腕時計の貿易量は世界最多となっている。中国から輸出される腕時計の平均価格は5ドル(約385円)だが、スイスから輸出される腕時計の平均価格は329ドル(約2万5300円)だ。一つの腕時計を生産する上で必要となる、エネルギーおよび資源の消費量には大きな差がないが、創り出された価値に大きな開きが生じている」と発言した。経済之声「天下財経」が報じた。
中国の工業が消費するエネルギーは、社会全体のエネルギー消費量の約70%を占め、2050年には50%まで低下する見通しだ。仮にこの目標を実現したとしても、その他の国家と比較して、工業のエネルギー消費が占める比率が高すぎる。米国の工業が消費するエネルギーは、社会全体のエネルギー消費量の約30%となっており、日本は20%余り。
エネルギー利用と資源利用の面で、中国と外国の最大の差は、資源の消費率にある。1トンのエネルギー消費でどれほどの収入を創造できるか、この点について中国と海外の差は数倍のみにとどまらず、十数倍、百倍以上に達することさえある。
「人民網日本語版」
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