北京市は22日、強風にみまわれ、首都国際空港のターミナル3(T3)Dエリアの屋根の一部が強風に吹き飛ばされた。クリーム色の資材が風に舞い、周辺の滑走路や通路に散乱した。昨年12月10日に10級の強風による被害が出たのに続き2度目となる。空港は緊急修理を行い、事件は空港の安全な運営には影響を与えなかった。
利用者の一人が22日夜にこの出来事を微博(ミニブログ)で伝え、ターミナルビルの品質の問題に再び疑問の声があがっている。ある利用者は、滑走路上にあるゴミはどんなものでも飛行機の飛行に影響を与えるとして、建設後わずか数年しか経っていないT3ビルは北京のランドマークともいえる建築物であるのに「たかが風で吹き飛ばされるなんてことがあるだろうか」として空港の工事関係者が手抜き工事をしたのではと疑問を投げかけている。
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