
気候変動枠組み条約第17回締約国会議(COP17)および京都議定書第7回締約国会合(CMP7)が現地時間の28日午前、南アフリカ・ダーバンで開幕した。中国代表団副団長で国家発展改革委員会気候変動対応司司長の蘇偉代表はBASIC4カ国( 中国、インド、ブラジル、南アフリカ)の立場を説明し、先進国に「理想的かつ有力な温室効果ガスの排出削減目標」の設定を求め、「公的資金」をいち早く「グリーン気候基金(GCF)」に投入するべきだとの考えを示した。
G77+中国の重要メンバーである中国、ブラジル、南アフリカ、インドの新興大国は国際交渉において発展途上国の利益を守る中堅の力となっている。蘇代表は「同4カ国は今年、南アフリカのダーバン会議開催を全力で支持し、積極的かつ有益な成果が出るよう後押しする」と語った。
蘇代表はまた、ダーバン会議は公平で「共通だが差異ある責任」の原則と各自の能力、ツイントラック・アプローチに基づき、「バリ行動計画」に取り組み、広範で公平かつバランスのとれた成果を目指し、「国連気候変動枠組条約」と「京都議定書」の全面的・有効的・持続的実行を促進するべきだとした。「京都議定書」は国連気候交渉の礎石で、議定書の第二約束期間はダーバン会議が成功を収める最優先任務となる。同会議では、カンクン会議の決定に着手し、バリ行動計画の未解決問題を話し合いで解決しなければならない。