先ごろ行われた「農民工党建設成果シンポジウム」で、中遠船務工程集団有限公司(Cosco-Shipyard、中遠船務)の馬智宏党委員会書記・副総経理(副社長)は「農民工は中遠船務を飛躍的に発展させた新鋭部隊だ」と語った。28日付「中国青年報」が伝えたもの。
2001年6月、中遠集団はその船舶修理所と停泊中船舶の修理所の資源を統合し、中遠船務工程集団有限公司を設立した。今年末、中遠船務の総営業収入〈総売上高〉は218億元(1元=約12円)に達する見込みだ。
船舶修理産業は労働集約型で、大量の労働力資源が必要だ。中遠船務は比較的早く農民工を受け入れた企業の一つで、多くの工事が外部委託の形を通して農民工によってこなされており、際立った特徴は供給源が広く、配置先が広く、人数が多い点だ。馬氏は、「中遠船務の成長の10年間は、まさに経済の急速な発展の時期で、多くの農民工が農村から都市に向かい、東南沿海部などの企業・工場に集まり、工業・サービス業の主戦場に向かった」と語り、ある意味において、中遠船務の農民工は全国の農民工グループの一つの縮図だと指摘した。
今年1月末現在、中遠船務には約6万の社員がいた。そのうち契約制社員が8531人で全体の14・3%を占め、労務派遣制社員が5641人で同9・3%を占め、農民工は約4・6万人で、同76・7%を占めていた。