今年の夏に始まった秦始皇陵(秦始皇帝陵)の「百劇俑坑」の第2次発掘が順調に進んでおり、秦代の木造建物遺構の発掘が始まっている。実測や写真撮影などの作業を終えると、次の段階の発掘が始まり、「百劇俑坑」の内容や様式が全面的に明らかにされる。
秦始皇陵博物院の張衛星考古隊隊長は次のように説明した。国家文物局の認可を得て行われている今回の発掘は完全な学術調査で、「百劇俑」に関するより多くの情報を入手するとともに、俑坑の具体的な構造やこの千年間の変化などを明らかにすることによって、文化財保護や展示活動のための科学的データを集めるために実施されている。
「百劇俑坑」と名付けられた副葬坑は秦始皇陵南東の内城と外城の間にある。1999年3月、秦始皇陵考古隊はこの副葬坑の緊急発掘を行い、この地区では体積、重量ともに最大の青銅製の鼎を発見し、11体の陶俑が出土した。
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