国家発展改革委員会の関係者は28日、メディア取材を受けた際、今年のインフレ率が昨年より大きく下回る可能性があるとの見方を示した。29日付の中国証券報が伝えた。
同関係者によると、野菜価格は春節特需などの影響が消えるにつれて大幅に下落した。気温の上昇につれ出荷量も増えるとみられ、今後さらに値下がることが予測される。また農業部の統計でみると、食肉用豚の飼育頭数は昨年10月以降、急速に回復しており、春節後の端境期である今は価格がやや下がった。キャリーオーバー効果も急速に弱まっており、全体の物価上昇率は大きく縮小するとみられる。
また注目が集まる資源エネルギー製品価格の改革について同関係者は、“価格の総体レベルを安定させることを前提に、経済成長を制約する価格矛盾に的を絞って価格改革案を制定する”と明かした。また、改革は経済状況に応じて進め、市場に与える影響を最小限にとどめるよう努力するとの方針を示した。
(新華網日本語)