「富二代(お金持ちの二代目)」の教育問題が、ここ数年、各界の関心の的となっている。調査報告によると、香港で1億円以上の金融資産を持つ「億万長者」が子供の教育に費やすお金は、1カ月平均1万4200元(約17万7500円)で、このうち塾や習い事などの課外活動に4100元(約5万1250円)使っている。「富二代」の課外活動で最も多いのが「音楽・楽器」関係の習い事で、全体の62%を占め、1カ月の平均出費は1900元(約2万3750円)。塾がそれに続き、全体の60%、出費額は一カ月2500元(約3万1250円)。香港文匯報が報じた。
「富二代」が将来、どのような職業に就くかについては、男親・女親ともに、「本人の興味や意向を優先させる」という答えが最も多く、その割合は、男親71%、女親66%だった。
続く第2位は、「人様の役に立つ仕事」で、男親の59%、女親の62%が希望した。子供が報酬の高い専門職に就くことを望む親は、男親・女親とも4割を上回った。最も少なかったのは、子供が「商売人として成功する」ことで、男親12%、女親17%にとどまった。
|