中国不動産連合会、米国のコンサルティング会社ワールド・エグゼクティブ・グループ(WEG)、世界不動産研究所、ビジネス誌プレジデントは20日、中国の超豪邸上位10物件に関する報告書を発表した。うち上位3物件には、「広州大一」、「上海濱江凱旋門」、「大連星海湾台号」が並んだ。北京の地元紙、京華時報が伝えた。
10物件のうち、北京、上海、広州からは各2物件、大連、成都、恵州、南寧からは各1物件がランクイン。WEGの丁海森・最高経営責任者(CEO)は「上海、北京、深センなどの大都市では、別荘をはじめとする超高級物件の価格が過去10年で年間500%上昇しており、世界の奇跡といわれている」と説明。一方で「大気汚染や土地所有権、デザインセンス、付帯施設といった4つの制約があるため、中国には本当の豪邸は存在しない。投資回収率の面から見れば、不動産バブルがやはり最大の懸念だ」と中国の超高級物件を取り巻く問題を指摘した。
|