日本人が外国で自らの年齢について触れると、その場に居合わせた人々に驚かれることがよくある。欧米人から見て、日本人が若く見えるのがその原因だ。外国人にとって、日本人の年齢を当てるのは不可能とも言える。しかしこれは日本人のみならず、アジア人全体にも当てはまる。日本人はなぜ欧米人と比較して若く見えるのか。以下、日本人が若く見える5つの理由を紹介する。

　1.顔の彫りが浅い

　アジア人の顔は彫りが浅い。これは黄色人種(モンゴロイド)の特徴であり、生物学的な理由がある。アフリカで誕生した人類は、先に欧州に渡り、後にアジアに渡った。食料が不足する寒冷地域のシベリアに入ると、これらの人類の手足が短くなり、顔の凹凸が少なくなり、熱を留めやすい体型に進化した。

　人種の差を問わず、子供の顔の彫りは大人より浅い。ゆえに欧米人が顔の彫りの浅い日本人を見ると、一種のあどけなさを感じてしまうのだ。反対に、顔の彫りが深い欧米人は、目の下にくまができやすく、老けて見える原因となっている。

　2.体が痩せ型

　欧米人と比べ、日本人は痩せ気味で小柄だ。日本人は痩せ型が多いため、その年齢を問わず、欧米人から「おじさん」、「おばさん」と見られることはない。