梁光烈国務委員兼国防部長は米国のパネッタ国防長官の招待で同国を公式訪問するため、現地時間4日にサンフランシスコ国際空港に到着した。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
梁国防部長は空港で書面で談話を発表。「ニクソン大統領の訪中と上海コミュニケの発表から今年で40周年になる。この40年間、中米関係は困難に何度も見舞われながらも、常に前向きに発展してきた。中米関係の40年間の発展の歴史は、中米がゼロサムゲームの競争相手ではなく、互恵・ウィンウィンの協力パートナーであり、共通利益が溝を大きく上回ることをはっきりと示している。複雑に入り組んだ現在の国際情勢の下で、中米両国は一層広範な利益を共有し、両国関係には一層大きな将来性が開けている」と指摘した。
また「オバマ政権発足以来、中米関係が全体として良好な発展基調を呈していることを喜ばしく思っている。昨年1月に胡錦濤主席の訪米が成功し、両国首脳は相互尊重と互恵・ウィンウィンに基づく協力パートナーシップの構築について重要な共通認識にいたった。今年2月には習近平副主席が訪米し、中米協力パートナーシップの推進において新たな進展を得た。3月には胡主席とオバマ大統領がソウル核安全保障サミットで再び会談し、中米協力パートナーシップの踏み込んだ発展の一層の推進について意見交換し、重要な共通認識にいたり、中米関係発展への新たな原動力となった」と指摘。
さらに「両国関係の積極的な発展を背景に、両軍関係も全体として前向きな発展を続けている。今回の訪問は相互尊重と互恵・ウィンウィンに基づく協力パートナーシップの構築に関する胡主席とオバマ大統領の重要な共通認識をさらに実行に移し、一段と相互理解と相互信頼を強化し、協力を促進し、中米両国・両軍関係の健全で安定した前向きな発展を促すことが目的だ」と表明した。
梁国防部長は米政府・軍首脳と会談し、両国・両軍関係その他共通関心事について踏み込んで意見交換するほか、米軍部隊などの見学も予定している。梁国防部長は双方の共同努力を通じて訪問の目的を達成できると信じている。
「人民網日本語版」
|