フランス大統領選は北京時間7日未明、オランド氏が勝利宣言をした。フランスの駐中国大使は同日のインタビューに「オランド氏の就任後もフランスとEUや中国との関係に大きな変化はない。唯一の変化はオランド氏が言ったように『われわれには成長が必要』ということだろう」と述べた。中国新聞社が伝えた。
■欧州債務危機救済の新たな手段
オランド氏当選前後によく言われたのは、欧州債務危機救済のパートナーが「メルコジ」から「メルランド」に変わるというものだ。サルコジ氏の後を継いでドイツのメルケル首相とパートナーを組むオランド氏は「財政協定」を見直し、新たな手段を打ち出して低迷する欧州経済を救うとしている。
サルコジ氏は多くの努力をしたが、やはりこの手のつけようのない難題をオランド氏に残した。中国社会科学院欧州研究所が7日発表した「欧州青書」によると、フランスの債務の対GDP比はとうに合理的水準を大きく超過している。フランス経済は2010年に回復し、2011年初めに記録的な成長をいったん実現したが、すぐまた停滞に陥り、成長の見通しは暗い。すでに経済成長予測を引き下げ、成長を減速したが、事実が証明するように、こうした措置だけで十分な拠出削減は難しい。赤字削減目標を実現するには、さらに多くの措置を講じなければならない。
|