蘇寧電機の子会社である日系の家電販売チェーン・ラオックスは今月25日、上海市に旗艦店第一号をオープンする。中国市場の店舗としては、昨年末に江蘇省南京市で開店した第1号に続く第2号店舗となる。計画によると、今後は北京市や天津市など6都市で30店舗を開店する予定という。「国際金融報」が伝えた。
ラックスは中国市場に真っ先に進出した外資系家電チェーンではない。すでに米国系のベスト・バイやドイツ系のメディア・マルクトが相次いで中国市場に進出しているが、情況はいずれもそれほど楽観的なものではない。ベスト・バイが採用したのはダブルブランド戦略で、株式を保有する家電チェーンブランド・五星電器によって二線・三線市場を占拠し、ベスト・バイブランドによって主に一線都市を攻めた。だがこの戦略は失敗し、昨年2月には9つの中国店舗が閉店に追い込まれた。
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