5月13日(日)は母の日だ。旅行予約サイトから8日得られた情報によると、母の日の影響を受け、5月に「父母ツアー」の需要がピークに達している。その8割は、子女が両親のために予約したものである。ツアー客は中年・高齢者が中心で、北京、海南省、広西チワン族自治区等が、目的地として最も人気が高い。広州市の旅行会社は、「今年の母の日は、広東省内および香港・マカオからの短期ツアーが中心となっている。ツアー期間は5月13日に人気が集中しているが、母の日の前後も需要が高まっており、前年比2割増に達する見通しだ」と述べた。広州日報が伝えた。
◆45歳以上が80%を占める
中国総合旅行サイト「携程旅遊」の何勇・業務部副総経理は、「その他のツアーと異なり、父母ツアーの多くは子女が両親のために予約を行っている。予約者の多くはツアーに参加せず、実際のツアー客は中高年者だ」と指摘した。同社の今年の予約統計によると、父母ツアーのうち45歳以上の中高年者が80%を占め、特に60歳以上の比率が50%に迫った。父母のペアが6割、子女が両親に従う比率が約3割に達した。5月は父母ツアーの需要がピークに達し、6月、9月、10月の需要も高い。最盛期は、母の日、父の日、重陽節のシーズンだ。
◆三亜、北京、桂林が人気
父母ツアーで人気の高い目的地はどこか。携程旅遊の予約状況によると、海南省三亜市、北京市、広西チワン族自治区桂林市が人気トップ3となった。中国本土以外の目的地では、台湾の人気が最も高く、タイ、英国、韓国、日本等の人気も高い。
何氏は、「両親に旅行をプレゼントしたいという子女の心理、そして中高年者の需要を満たしているため、父母ツアーの人気が高い。一度の旅行で有名観光地を数多く巡ることができ、気楽に旅行を楽しめる。ガイドが案内をし、専用のバスが手配されるため、安心できる。また専門の保険サービス、食事・ホテル・バスの手配により、余裕を持って旅行できる」と指摘した。旅行会社が提供するサービス(酔い止め薬、肩こり腰痛に効く薬等を常備)もまた、中高年者から好評を博している。
「人民網日本語版」
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