海南島から西沙諸島までの主要ルートは、海南島と西沙諸島最大の永興島を結ぶ貨客船「瓊沙3号」だ。北京晨報の記者は4日夕方に同船に乗船し、南の西沙諸島に向かった。北京晨報が伝えた。
5月4日18時、乗客と物資を積んだ「瓊沙3号」は時間通りに出港した。5日朝6時頃、火の玉のような太陽が雲の中から浮かび、漆黒の海面を明るく照らした。9時頃、同船は永興島に到着した。
西沙諸島では透き通った海水が楽しめる。浅瀬のコバルトブルー、沖合のダークブルー、岩付近の水晶のように透き通った海水を見ると、ダイビングの欲求に駆られる。西沙諸島の海水は美しく、手を付けるのが惜しくなるほどだ。
西沙諸島のうち、海面に浮上しているのは22の島と砂州だ。西沙諸島の浜辺は白く清々しく、島々には緑があふれている。永興島に上陸すると、熱帯植物園に足を踏み入れたような気分になる。ここには椰子の木、ゴールデン・プラム、カンナ・リリー、クサトベラ等が点在している。これらは島に住む人々の手によるものだ。
西沙諸島は鳥の楽園である。専門家によると、現地に生息する鳥類は40種以上の約6万羽に達する。大空を羽ばたく鳥、海を泳ぎ回る魚は、見る者の心を奪う。
海南省委員会常務委員、宣伝部長、副省長の長譚力副省長は4月24日、全省観光業務会議で「西沙諸島の観光と今年中に開放する」と強調した。関連部門が西沙諸島の観光開放に向け、業務を開始している。