去年10月、中国船がメコン川流域で襲撃され、中国人船員13人が射殺された事件で、中国とラオスの警察当局が合同で逮捕したメコン川流域の「金三角(黄金の三角地帯)」の巨大武装麻薬密輸組織のノアイカン容疑者を乗せた飛行機が10日午後3時、北京首都国際空港に到着しました。ノアイカン容疑者は10日午前、ラオスの首都ビエンチャンで、中国の警察に引き渡されました。
この事件は、去年10月5日、2隻の中国船がメコン川流域で襲撃を受け、13人の中国人船員がタイ領内のメコン川流域で射殺されたものです。中国、ラオス、ミャンマー、タイの警察による合同捜査では、「金三角」地域の武装麻薬密輸組織の首領、ノアイカン容疑者と部下がタイの不法軍人らと、「10・5」メコン川事件を企てたとされています。今年4月、中国とラオスの警察当局はノアイカン容疑者を逮捕、その麻薬密輸組織に対し、取締りで壊滅的な打撃を与えたということです。
「中国国際放送局」
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