先日ラオスで中国とラオスの警察当局に身柄を拘束された、メコン川流域「ゴールデントライアングル」の巨大武装麻薬密売グループの主犯、Naw Kham容疑者が本日、法にのっとって中国側に引き渡された。法の厳正な審判を受けることになる。人民日報海外版が伝えた。
中国、ラオス、ミャンマー、タイの警察当局の合同捜査の結果、昨年10月5日に中国人船員13人がタイ国内のメコン川で銃殺された事件は、「ゴールデントライアングル」で長年勢力を振るっている巨大武装麻薬密売グループの主犯、Naw Kham容疑者およびその中核メンバーがタイのごく一部の不法軍人と結託して画策し、手分けして実行したとの証拠が上がった。>>タイで中国人船員が襲撃される 12人死亡
孟建柱公安部長(国務委員)は10日午後、北京に凱旋した特捜チームを出迎え、懇談した際、今回の取り組みについて「中国にとって国際取り締まり協力の模範となる事例だ。事件の全過程と真相を徹底的に明らかにし、被害者の遺族と大衆に満足のいく説明をしなければならない」と述べた。
【四カ国が連携して犯罪集団に壊滅的打撃】
事件発生後の昨年10月31日、中国、ラオス、ミャンマー、タイは北京でメコン川流域合同取り締まり協力会議を開き、メコン川流域での4カ国の取り締まり協力体制を構築したうえで、この枠組みの下に情報交換、合同パトロール、治安上の重大な問題への合同対策、国際犯罪の合同取り締り、突発的事件への合同対応などの協力体制を築き、メコン川沿岸の各国民衆に平和と安寧を取り戻すことを決定した。>>メコン川流域法執行・安全協力に関する4国共同声明
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