日本経済新聞によると、このほど米ロサンゼルスで開催された国際電気自動車シンポジウムにおいて、ゼネラル・モーターズやフォルクスワーゲン等の自動車メーカーが、「コンバインド・チャージング・システム(コンボ)」と呼ばれる、電気自動車の充電規格を発表した。同規格は日本メーカーが現在採用する「チャデモ」とは大きく異なっており、日系・米独系の充電規格に関する競合が激化している。
ゼネラル・モーターズとフォルクスワーゲンの他に、フォード、クライスラー、ダイムラー、BMW、アウディ、ポルシェ等のブランドが、「コンバインド・チャージング・システム(コンボ)」を採用すると表明した。同規格は、一つのコンセントのみで急速充電が可能となり、夜間等の電気料金が割安な時間帯を利用して普通充電を行い、最速15分で充電が完了する。日系メーカーが採用する「チャデモ」は、急速充電のみである。日産「リーフ」は30分間で80%の充電を終え、家庭用電源を使用する普通充電時のプラグは、急速充電時のプラグとして使用することができない。
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