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| 写真:「慰安婦の碑」 |
ニューヨーク・タイムズ紙(18日付)によると、日本から2つの代表団が5月に米ニュージャージー州パリセイズパーク市を相次いで訪れ、公園内に建設された慰安婦の碑の撤去を求めた。市側はこれに強い驚きを表明し、拒否した。この要求は直ちに日韓関係に緊張をもたらし、ニューヨークの韓国系住民団体が全米にさらに多くの慰安婦の碑を建設するよう要求する事態を招いた。中国網絡電視台が伝えた。
慰安婦の碑は第二次世界大戦中に日本軍の性奴隷にされた何万人もの女性(その多くが朝鮮、韓国出身)のために2010年に建設された。米国唯一の慰安婦の碑で、民間団体「韓国系米国人有権者委員会」が建設を提案した。
委員会の弁護士によると、ここ1週間に少なくとも5つの韓国系コミュニティー組織から、地元に慰安婦の碑を建設したいとの電話があった。
ジェームズ・ロトゥンド市長によると、日本側の働きかけは先月末に始まった。ニューヨークの日本総領事館から市側に会見の申し込みがあったが、「日米関係について」と言うのみで詳細は明かされなかった。今月1日、日本側総領事が代表団を引き連れて訪れ、最初の会見が行われた。総領事は最初に自分の仕事について話しただけで、すぐに話題を変え、2通の文書を取り出して大声で朗読した。1通は1993年の「河野談話」、もう1通は2001年の小泉純一郎首相(当時)による慰安婦に関するおわびの手紙だ。総領事は続けて「日本政府はこの碑の撤去を希望する」と表明。さらに桜の木、書籍、および「われわれの溝ではなく団結を示す何か」を寄贈する意向を示した。
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