
出発前に上海浦東国際空港で記念写真に収まるツアー一行
東日本大震災後初めて福島を訪れる中国大陸部の観光ツアー客が20日、茨城国際空港に向け上海を出発した。一行は、福島第一原発放射能漏れ事故によって風評被害を受けた福島県いわき市と会津地方を訪れる。中国国営の通信社「中国新聞社」(電子版)が20日、共同通信の報道として伝えた。
昨年3月11日の震災から430日あまり、中日両国の観光業関係者は、今回のツアーが、中国人の福島観光ツアーの正式な復活の幕開けとなるよう、心から期待している。
今回のツアーの名称は、「日中国交正常化40周年記念、頑張れ!福島応援ツアー」。一行は20日夕方、いわき市の温泉施設「スパリゾートハワイアンズ」に到着、現地関係者から熱烈な歓迎を受けた。
福島県関係者は、「これをきっかけに、観光客の気がかりを払しょくし、再び中国から多くのツアーを迎えたい」と期待を示している。
スパリゾートハワイアンズでは同日夜、福島県主催の歓迎会が催された。一行は、「フラガール」によるフラダンスの舞台を楽しんだ。21日からは、会津磐梯山・五色沼、猪苗代湖、会津若松市の鶴城など各観光地を回り、24日に上海に戻る予定という。
「人民網日本語版」
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