北京市は15日、不法入国・不法滞在・不法就労をはたらく「三非」外国人を対象とした100日間一斉取り締まりキャンペーンを開始した。スタートから10日が経った24日、北京警察は、「世界各国の人々が北京で働き、生活することを心から歓迎する北京の立場は、以前とまったく変わらない。警察は従来と同様、法律にもとづき北京に滞在する外国人の合法的権益を保護していく」との方針を明らかに示した。新華社が報じた。
中国外交部の洪磊報道官は24日、「中国政府は、外国各界人士の訪中を歓迎する。また、彼らの中国での生活、就労、滞在などにさまざまな便宜を提供し、合法的権利を保護するよう努めたい。同時に、外国人が中国で国内の各種法律法規を守り、中国人民の文明や風潮を尊重するよう希望する」と話した。
北京警察は「外国人の管理問題は、グローバル化が進む中で各国が直面している共通の問題だ」と指摘。中国の法律規定に基づき、各種違法犯罪行為を撲滅し、正常な社会秩序を保ち、北京で就労・生活している外国人を含む全市民のために、良好な治安環境を形成することは、法に依り公安機関に課せられた重要な責務である。
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