中国の都市部では近年、屋外で遊ぶ子供たちの姿が見られなくなっている。放課後、外で遊ぶ代わりに子供たちに人気となっているのは、テレビやパソコン、電子ゲームで、睡眠の時間までも削る子供もいるという。中国広東省共産党委員会の機関紙「南方日報」が報じた。
「国際子供の日」である6月1日を目前に控え、中国児童センターは、米一般消費財メーカー「プロクター・アンド・ギャンブル」(P&G)の石鹸ブランド「セーフガード」と共同で、広州児童活動センターで、北京、上海、広州市、西安市(陝西省)、合肥市(安寧省)の5都市の小学生を対象にした「中国都市児童戸外活動状况調査報告」を発表。上記の懸念すべき問題が明らかになった。テレビを見たり、電子ゲームをしたりする時間が5都市で一番多かったのは広州の児童だった。
▽小学生27.5%、外で活動する時間は1日「1時間未満」
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